予防接種
各種予防接種を実施しております

予防接種は、病原体の力を弱くしたり、免疫力をつけることで病気に対する抵抗力をつけ、症状を軽くしたり、発病を予防することができます。
インフルエンザワクチン以外は予約制になっておりますので、お電話または直接ご来院いただき、予約をお取りください。
予防接種のご来院は、体調が良いときにお願いいたします。
インフルエンザ
インフルエンザワクチンの接種を行っております。
効果が現れるまでに約2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が持続いたします。
二種混合
ジフテリア・破傷風の二種混合予防接種です。
望ましい接種年齢は11歳~13歳未満(小学校6年生)頃です。
五種混合
5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)は1回の接種でジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ感染症に対する免疫をつけることができるワクチンです。
5種混合ワクチンは、4種混合ワクチン(DPT-IPV:ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)とヒブワクチン(Hib)の2種類が含まれています。 既に4種混合ワクチンとヒブワクチンを既定回数接種している方は5種混合ワクチンを接種する必要はありません。
帯状疱疹
帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。
合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
RS
60歳以上を対象とするRSウイルス感染症予防ワクチンとして2023年9月に日本で初めて製造販売承認を取得しています。
高齢者、慢性の基礎疾患(喘息、COPD、心疾患など)、免疫機能が低下している方は、RSウイルス感染症の重症化リスクが高く、肺炎、入院、死亡などの重篤な転帰につながる可能性があります。
また、RSウイルス感染症は、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心疾患などの基礎疾患の増悪の原因となることもあります
破傷風ワクチン
破傷風とは、破傷風菌の神経毒素により強直性痙攣をひき起こす感染症です。
二種混合・四種混合を受けていれば、その中に含まれるので改めて接種する必要はありません。
肺炎球菌ワクチン
慢性疾患のある高齢者の方に対し、併発する肺炎予防のために大切な予防接種です。
小児には、小児肺炎球菌ワクチンを施行しております。
BCG
結核を予防するワクチンです。
麻しん・風しん混合ワクチン
麻しん・風しん免疫を1回の接種でつけることができます。
1回目を1歳台に接種し、2回目を小学校就学前の1年間に接種いたします。
2回接種することで、より強い免疫を長期間保つことができます。
水痘(みずぼうそう)ワクチン
水痘ワクチンを接種すると、90%程度の方は免疫がつき、みずぼうそうにかからなくなります。
10%くらいの人はワクチンを接種してもかかることがありますが、症状は軽く済みます。
そこで、近年は麻しん・風しん混合ワクチンと同様に、2回接種を推奨しております。
おたふく風邪ワクチン
おたふく風邪の予防接種は、2回接種を推奨しております。
1回目を1歳台に接種し、2回目を4~6歳頃に接種するのが良いとされております。
日本脳炎
日本脳炎は、「コダカアカイエカ」をはじめとした蚊によって媒介される日本脳炎ウイルスが原因で起きる疾患です。
接種により日本脳炎の免疫をつけることができます。
ロタウイルスワクチン
ロタウイルス胃腸炎に対しての治療法は、基本的にありません。
したがって、予防接種によるロタウイルスによる胃腸炎の予防が大切です。
A型肝炎
効果が高いワクチンの1つです。3回の接種でほぼ100%の抗体獲得が期待できます。3回接種するとその後約5年は効果が持続しますが、その後抗体価がさがるため、感染リスクがある場合は 10-20年ごとの追加接種(1回)が推奨されます。
B型肝炎
B型肝炎ワクチンの接種により、ほとんどの人が感染を予防することができます。
生後2ヶ月に1回目、生後約3ヶ月で2回目、生後8ヶ月頃に3回目を接種いたします。
通常は3回接種すると十分な免疫がつきます。まれに免疫がつきにくい人がいますが、抗体検査をすることで確認できます。この場合は必要に応じて、もう1クール(3回)ワクチン接種を受けることを推奨しております。
狂犬病ワクチン
狂犬病予防のための曝露前免疫には、1.0mlを1回量として、適切な間隔をおいて3回筋肉内に接種することとされており、1回目接種日を0日として、0、7、21日または0、7、28日に接種します。また、狂犬病の発病阻止のための曝露後免疫には、1.0mlを1回量として、適切な間隔をおいて4~6回筋肉内に接種することとされており、接種回数によってスケジュールが変わります。
子宮頸がんワクチン
子宮頚がんの原因となっているヒトパピローマウイルス16型・18型に対して抗体をつくり、がんを予防するワクチンです。
中学生以上の女性が対象で、3回接種することにより免疫がつきます。